ノミ行為について

競馬において、正規の窓口以外で勝馬投票券を売買する「ノミ行為」は違法です。

 

表面上はノミ屋といわれる人が手数料をとり、利用者に変わって馬券を購入するシステムですが、実際のところ馬券を購入せず預かった代金を着服する流れになっています。

そして、そのノミ行為によって得た利益は、利用者が知らないところで暴力団の資金源になっているといいます。

ノミ行為が違法とされる理由の多くはここにあるといっても過言ではありません。

以前にノミ屋の間で縄張り争いが生じ暴力団員に死者が出たこともあるそうですから、やはり無意識とはいえ利用してはいけないものであることは明らかです。

 

ではなぜ違法なノミ行為が横行し、ノミ屋と利用する人が後を絶たないのでしょうか。

そこには、実際よりも配当金が高い、馬券の購入代金を後払いでできる、馬券がはずれても購入代金の一部が返金されるなどといったメリットがあるようです。

ただし配当金を渡さずに姿を消すノミ屋も少なくありません。

こうしたことから、お金を呑み込むという意味で「ノミ」という言葉が使われています。

 

ノミ行為は違法ですから、行った場合も利用した場合も罰則があることをしっかりと肝に銘じておきましょう。

ノミ行為を行った際は、5年以下の懲役または500万円以下の罰金です。

またノミ屋を利用した際は、100万円以下の罰金ということですから、ノミ屋を利用して得た利益以上の損をするということを覚えておきましょう。

 

しかし現実、ノミ行為やノミ屋の摘発はなかなか難しいようです。

なぜならば、ノミ屋を利用した人も罰せられるため、ノミ屋に騙されても被害届を出しにくい状況にあるためです。

 

競馬は公認の賭博として、愉しむためのものです。

ノミ行為などに加担しないことを最低限のルールとして心得ておきましょう。