調教師について

競馬の調教師には資格が必要で、日本中央競馬または会地方競馬全国協会のいずれかから取得することができます。

同じ調教師免許ではあるものの、このふたつは全く別物とされるため、混同しないように注意が必要です。

調教師を目指すものには、元騎手だったというケースも少なくありません。

日本では騎手と調教師の免許を同時に取得することが不可能なので、騎手を引退して免許を返上し、改めて調教師の資格をとるという流れが一般的のようです。

 

しかし、調教師の資格を得るのは簡単ではありません。

馬房とよばれる開業に必要な馬の飼育施設に条件と限りがあるため、中央競馬においては年間の合格者が平均して5〜8人程度、合格率でいうと1割以下ということも少なくないそうです。

さらに運よく合格したとしても、すぐに開業でき収益があるわけではありません。

研修期間を技術調教師として過ごし、競走馬を無事に確保できて、ようやく開業です。

さらに収入は、預託料と競争賞金のみということですので、しっかりと収益を上げ続けるには、継続的に勝てる馬を育てなければならないということになります。

したがって思うように馬が勝てない場合は収益が減り、調教師が引退に追い込まれるということもよくあることのようです。

 

しかし調教師には引退がなく、勝てる馬を作ることが出来ればいつまでも働き続けることが可能ですが、馬房が限られている以上、引退がなければ若い調教師も育ちません。

そうした観点から、中央競馬では定年制が採用されるようになりました。

地方競馬では定年制のあるなしは所属場でさまざまですが、75歳定年制なども採用されているようです